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回す〜回す〜俺〜た〜ち〜


何を回すかっちゅうと,ステアリングです f(^^;)

単に峠をハイペースで流す程度なら大して体力なんて要りません。しかしモータースポーツというのはあくまでも「スポーツ」,本格的な競技になればなるほど本格的に体力を必要とします。トップクラスの選手の身体の鍛え方なんてハンパなもんじゃありませんし,その中でもトップに上がって行く人たちなんてみんな,運動神経のかたまりみたいな,どんなスポーツやらせても難なくこなしてしまうような,そういう世界ですよね。


ジムカーナというのは,1日でせいぜい2-3回,1分ちょっとの短いコースを思いっきり精神を集中して走り,そのタイムと技を競う競技ですから,レースやラリーと比べてあんまり体力要らないようなイメージがありますが,どっこい,結構体力を必要とします。

例えばおとーさんのようなヘタっぴは,走っている途中で通称「タコ踊り」と呼ばれる状態になることがちょくちょくあります。

これは,まあ,コーナーにオーバースピードで突っ込んでしまいリアが予想以上に流れて,あわてて修正しようと一生懸命カウンターを切って,ついでにスロットルもビビって戻してしまうもんだからヘンなところでグリップが回復し,こんどはカウンターを切った方向に車が急に向きを変え(いわゆる「オツリ」ですな),あわててまた最初の方向にステアを回して...以下繰り返し,みたいな状態のことで,車はタイヤを鳴らしながらグニャグニャ蛇行,中の人はまるで千手観音かタコが踊ってるように見えるということで「タコ踊り」なんですな。

これはまあ,サイドターンしようとしたけど回らなかったとか,2速に入れるとこ4速に入れたとか,そういうジムカーナ走行中の「大失敗」の一つでヘタっぴがよくやる失敗です。うまくコースに生還しても大幅なタイムダウンは免れず,下手すりゃコース脇の土手とか池と仲良くなれるオマケつきです。オイラもSW時代,よくやりました(笑)。


踊ってるのは時間にすると数秒の間ですが,血相を変えて必死でステアリングを右に左に回しまくるので,後でドッと汗が出ます。著しく体力を消耗するんですな。下手すりゃ車を壊しますから,そりゃもう,必死です。コースに無事生還するためにはいかに短時間でたくさんステアリングを切れるかが重要になってきます。

まあ,ジムカーナではここまでステアを切る必要が生じた段階ですでにコーナリングを失敗してるわけですが,他の競技,ダートラとかラリーでは,常時たくさんステアを切りますので,ステアを切る速さは競技の結果に大きく影響してきます。


で,このように重要な「ステアリングを切る速さ」を鍛えるにはどうしたいいか?

答えはひたすらステアリングを回すだけ(笑)。ステアを右か左にいっぱいに切った状態から反対側にロックするまで回し,また元の方向にロックするまで回して,これを何往復も繰り返すわけで,ご存知「ロック・トゥ・ロック」という練習法です。


おとーさんも久々にやってみました。下が地面の駐車場で(駐車場のおっちゃん,ゴメンよ)。ロック・トゥ・ロック20往復を休みをとりながら5セット。昔はそれほど苦労せずにこれができました。ところが...

途中から腕が上がらなくなりました (;´д⊂)

情けねぇ (号泣)

やはり10年の年月は確実に身体を蝕んでます。


さあ,明日からおとーさんは特訓です (笑)。

さあ,あなたもご一緒に。回す〜回す〜俺〜た〜ち〜


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