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お勧め&主力車種

さてここからは「お買物車実戦編」ということでモータースポーツ入門に最適なお買物車や実際に各地の公式戦で活躍している主力車種を紹介して行きましょう。

まず,いきなりですが2012年現在ジムカーナで活躍している代表的なお買物車10車種を下のような一覧表にしてみました。


Car Name Maker 車両型式 S1500 PN1 車重 PS PWR お勧め度
デミオ マツダ DE5FS 980 113 8.67 ★★★
フィット ホンダ GE8 1050 120 8.75 ★★★
先代フィット ホンダ GD3 1000 110 9.09 ★★
ヴィッツRS トヨタ NCP131 1020 109 9.36 ★★★
先代ヴィッツRS トヨタ NCP91 × 1040 110 9.45 ★★
初代ヴィッツRS トヨタ NCP13 × 960 109 8.81
スイフトスポーツ スズキ ZC32S × 1050 136 7.72 ★★
先代スイフトスポーツ スズキ ZC31S × 1060 125 8.48
初代スイフトスポーツ スズキ HT81S × 930 115 8.08
コルト 三菱 Z23A 990 105 9.43 ★★


表の中に○×△で記してあるのはS1500とPN1クラスに出られるかどうかです。○は出場可,×は出場不可,△は年式などで制限あり,という意味です。

PSはカタログ上のエンジン出力,PWRはパワーウェイトレシオ,つまり車重をエンジン出力で割ったもので1馬力あたりのクルマの重さを表します。もちろんこの数値が小さいほどエンジン出力に対してクルマが軽いことになり,モータースポーツには有利です。

「お勧め度」は,初心者の方がこれからそのクルマを購入して競技を始めようという場合にお勧めできる度合いですが,クルマの戦闘力,扱いやすさ,将来性などから不惑おとーさん個人が勝手に評価したものですので,「オレのクルマが★一つとはどういうこっちゃ!」とか怒らないで下さいね。

そのまま下に続けて各車種についてのカタログスペックや注意事項など簡単なプロフィールを記載しておきますので車名をクリックして下さい。


・・・・・・


MAZDA デミオ お勧め度:★★★

  • グレード:スポルト or 15C
  • 車両価格:スポルト 162.2万円,15C 133.5万円(S1500車両◎)
  • 車両型式:DE5FS
  • JAF登録番号:JY-138
  • JAF登録年:2007年(PN車両◎)
  • 排気量:1498cc(S1500車両◎)
  • 車両重量:980kg
  • エンジン出力:113ps/14.3kgm (PWR:8.67)
  • 最大車高:1475mm


ジムカーナ界で現在最も活躍しているお買物車がこの「デミオ」です。全日本のPN1クラスはもちろん,各地区のS1500クラスでも主力車種,チャンピオンカーになっています。

エンジン出力こそ標準的な数字ですが,軽量で重心が低くしっかりしたシャシーは非常にバランスが良く,初心者から全日本のトップドライバーまで乗り手を選ばず「人車一体」の境地を味あわせてくれます。同じMAZDAの名車に例えて「FFのロードスター」と呼ぶ人もいます。またその日本車離れしたスタイリッシュなフォルムにもファンが多く,競技車カラーリングが映えます。

現在では競技パーツも豊富にそろっており,パーツ探しで苦労することはありません。セッティングについてもだいたい定番のパターンが既に確立されており,ショップや先輩に聞けば情報を得られると思います。


とはいえ弱点が全くないわけではありません。

2つあるグレードのうち「15C」の方が安価で最初から軽量なのですが,オプションレス車両では純正でも車両重量がカタログ値を下回っていることがあり,スペアタイヤを積んだまま走るなど車重調整が必要になることがあります。

また15Cはブレーキ系もスポルトと比べて華奢なため,特にリアブレーキの利きが弱く,人によってサイドターンに苦労することがあります(←経験者)。ドライブシャフトも強くはないため,サイドを失敗して無理にLSDで引っ張ってターンをしようとすると簡単にシャフトが壊れます。最近は良いブレーキシューが出てきていますが,サイドターンが苦手な人は最初からスポルトを選ぶべきでしょう。

また他の主力車種と比べて1速⇔2速間の開きが若干大きく,クロスを組んだりファイナルを交換したりできないお買物車クラスでは,コースによってギア比が合わないケースが出てきます。ただこれはあくまで各地区のトップ勢や全日本レベルの話であって,初心者クラスでは腕で十分カバーできる程度の弱点です。

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HONDA フィット お勧め度:★★★

※画像はHONDAのサイトから拝借しました
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  • グレード:RS
  • 車両価格:169.8万円(S1500車両◎)
  • 車両型式:GE8
  • JAF登録番号:JH-110
  • JAF登録年:2008年(PN車両◎)
  • 排気量:1496cc(S1500車両◎)
  • 車両重量:1050kg
  • エンジン出力:120ps/14.8kgm (PWR:8.75)
  • 最大車高:1525mm


2011年になってデミオを猛烈に追い上げてきているのがHONDAのフィットです。全日本PN1クラスをフィットで走る中島選手の活躍には目覚しいものがありました。2012年シーズンも楽しみです。各地区でもフィットで活躍する選手が増えてきています。

さすがにHONDAのエンジン,同じ1500ccの排気量でもパワー・トルクともライバルたちを凌駕しており,かつ上まで気持ちよく回るエンジンになっています。またギア比もつながりが良くデミオのような1-2速のギャップがありません。

独特のセンタータンクレイアウトは重量バランス的にもアドバンテージがあり,若干ミニバン的なフォルムの割に乗って運転すると腰高感はなく,細かいコーナリングも苦にしません。車室が広く荷物がたくさん乗る点も,家庭持ちのサンデーレーサーには何かと便利でしょう。


ただ,それでもデミオに比べて車重が70kgも重いことは確かで,ステアリングフィールやコーナー切り返しでの挙動など,あちこちに少しずつ「重さ」の影響が見られます。ホイールベースの長さも時によりリアの動きを制限します。また純正のタイヤサイズが185幅のため,PN1クラスではライバル達より細いフロントタイヤを履かざるを得ません。これらはコース設定や路面状況によってはデメリットとなり得ますが,フィットのエンジンとシャシー性能はそれを補って余りあるものです。

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HONDA 先代フィット お勧め度:★★

※画像はHONDAのサイトから拝借しました
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  • グレード:1.5S
  • 車両価格:151.7万円(S1500車両◎)
  • 車両型式:GD3
  • JAF登録番号:JH-114
  • JAF登録年:2012年(PN車両◎)
  • 排気量:1496cc(S1500車両◎)
  • 車両重量:1000kg
  • エンジン出力:110ps/14.6kgm (PWR:9.09)
  • 最大車高:1525mm


HONDAの先代フィットもなかなか良いクルマです。各地区で根強い活躍を見せており,お買物車のジムカーナを語る上で決して欠かすことのできない車種です。

現行のフィットほどではないにせよよく回る元気なエンジンに,センタータンクレイアウトでバランスの良いシャシーの組み合わせは,若干ミニバン的なその外見に似合わず俊敏な動きを見せます。またギアのつながりも悪くありません。


このクルマの最大のデメリットはJAF登録がないこと...でしたが,実は2012年になってから突然JAF登録されました。したがって現在はPN車両規定を問題なくパスできます。これに伴ってお勧め度の★も2つにさせていただきました。

基本的にS1500クラスにも出場可能ですが,その車両が初年度登録から7年以上経ってしまうと「7年ルール」を採用するシリーズには出られません。S1500クラスに出られない旧型車がPNクラスには出られるというのも奇妙な話ですが,ルールによってクルマの年式を規定する方法が違うためこんなことが出てくるわけですね。

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TOTOTA ヴィッツRS お勧め度:★★★

※画像はTOYOTAのサイトから拝借しました
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  • グレード:RS
  • 車両価格:172.0万円(S1500車両◎)
  • 車両型式:NCP131
  • JAF登録番号:JT-150
  • JAF登録年:2011年(PN車両◎)
  • 排気量:1496cc(S1500車両◎)
  • 車両重量:1020kg
  • エンジン出力:109ps/14.1kgm (PWR:9.36)
  • 最大車高:1500mm


トヨタの主力コンパクトカー「ヴィッツ」もモータースポーツのベース車両としてバランスのとれた好素材です。

先代までの「いかにもお買物車」というデザインから一転してスポーティーな外観に変わり,コックピットも先代までの特徴だったセンターメーターから通常のメーター配置に改められました。特にこのグレード「RS」は専用チューンの足回りがなかなかの出来で,街でも峠でも乗って楽しいクルマになっています。車室も広く,内装はさすがトヨタ,質感の良い素材を使っていますネ。


しかし,さしたる弱点もない代わりに大きなアドバンテージもない「80点主義」がこのクルマの最大の弱点...なんていうとトヨタファンやヴィッツファンの方に怒られてしまうかもしれません。でも実際,エンジンスペックの面でも車重の面でも操作性の面でも「尖った」ところがなくとっても優等生的なクルマになっています。また電子スロットルに若干のクセがあるため,タイムを詰めていくためには慣れが必要です。

ただ,このクルマならS1500クラスにもPNクラスにも出ることができますし,アフターパーツも豊富ですので,今からすぐに全日本でトップを争うというのでなければかなりの有力車種です。初心者の方がこれからこのクルマで長くモータースポーツを楽しんで行こうという目的であればバランスのとれたとても良いクルマだと思います。

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TOTOTA 先代ヴィッツRS お勧め度:★★

  • グレード:RS
  • 車両価格:162.8万円(S1500車両◎)
  • 車両型式:NCP91
  • JAF登録番号:JT-141
  • JAF登録年:2005年(PN車両×)
  • 排気量:1496cc(S1500車両◎)
  • 車両重量:1040kg
  • エンジン出力:110ps/14.4kgm (PWR:9.45)
  • 最大車高:1520mm


先代のトヨタ・ヴィッツRSもバランスの取れた良いクルマです。

現行ヴィッツ同様,そのスペックに尖ったところはありませんが,ガッチリしたボディはドライバーの様々な操作をしっかり受け止めてくれる懐の深さを持っています。腕のあるドライバーが乗れば十分に全日本レベルの走りをしてくれます。


しかしとても残念なことにこのクルマはJAF登録が2005年であるためにPN車両の規定を満たすことができません。たった1年の違いでPNクラスには出ることができず涙をのんだ悲劇の車両といっていいでしょう。

しかしもちろんS1500クラスにはちゃんと出ることができます。まず各地の初心者クラスをこのクルマで制してから次のクルマを考えるというのはいかがでしょうか?

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TOTOTA 初代ヴィッツRS お勧め度:★

  • グレード:RS
  • 車両価格:142.8万円(S1500車両◎)
  • 車両型式:NCP13
  • JAF登録番号:なし(PN車両×,S1500車両△)
  • JAF登録年:なし(PN車両×)
  • 排気量:1496cc(S1500車両◎)
  • 車両重量:960kg
  • エンジン出力:109ps/14.4kgm (PWR:8.81)
  • 最大車高:1485mm


若干旧いクルマになってしまいましたが,現行ヴィッツや先代ヴィッツと比べるとこの初代のヴィッツRSはかなり「尖った」クルマです。その戦闘力は非常に高く,コース設定によってはぶっちぎりの速さを見せ,最新の車種の追随を許しません。

このクルマの強みは,デミオよりも軽量なボディにパンチのあるエンジンと非常につながりの良いミッションを載せている点で,レースやラリーで使われていたことから様々なモータースポーツパーツが潤沢に流通していることも大きなアドバンテージです。


しかしこのクルマも旧型車両ゆえの悲しさ,PNクラスには出られませんし,なぜかJAF登録がされていないためN車両をベースとしたS1500クラスにも出ることができません。B車両規定をベースとしたS1500クラスなら出場可ですが,それでも初年度登録から7年以上経ってしまうと「7年ルール」を採用するシリーズには出られません。したがって全国レベルの大会には出ることができず,どうしても活躍の場が限られてしまうのがとても残念なところです。

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SUZUKI スイフトスポーツ お勧め度:★★

※画像はSUZUKIのサイトから拝借しました
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  • グレード:Sport
  • 車両価格:168.0万円
  • 車両型式:ZC32S
  • JAF登録番号:JS-054
  • JAF登録年:2012年(PN車両◎)
  • 排気量:1586cc(S1500車両×)
  • 車両重量:1050kg
  • エンジン出力:136ps/16.3kgm (PWR:7.72)
  • 最大車高:1510mm


2012年2月の時点で新型のスイスポはまだ実戦には出てきておらず,その実力は未知数のところもありますが,少なくともカタログスペックでは他のお買物車からは別格の存在です。というかこれはもうお買物車ではなくって小さな「スポーツ車」でしょう。

排気量が1.6リットルになり税金などの諸費用が割高になる点,このご時世にハイオク仕様である点など,他のお買物車と比べると経済面でのデメリットはありますが,排気量100cc分の恩恵は十分にクルマの動力性能に現れています。

間違いなくこのクルマは2012年全日本シリーズPN1クラスの目玉となるでしょうし,場合によって2013年以降は「PN1はこのクルマでないと勝てない」というワンメーク化を起こす危惧すらあります。他のお買物車のドライバーの奮起に期待したいところです。


ただしこのクルマは排気量が1500ccを超えているため各地区のS1500クラスでは走れません。その点でお勧め度は★2つにしていますが,クルマの戦闘力や将来性は間違いなく高いので,とりあえず地元で走れるクラスを走りながらクルマを仕上げ,そのうち全国区のPN1クラスにデビューするというのも悪くないでしょう。

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SUZUKI 先代スイフトスポーツ お勧め度:★

※画像はSUZUKIのサイトから拝借しました
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  • グレード:Sport
  • 車両価格:162.8万円
  • 車両型式:ZC31S
  • JAF登録番号:JS-053
  • JAF登録年:2006年(PN車両◎)
  • 排気量:1586cc(S1500車両×)
  • 車両重量:1060kg
  • エンジン出力:125ps/15.1kgm (PWR:8.48)
  • 最大車高:1510mm


新型が出てしまったためにこのモデルの存在感は薄れてしまいましたが,この先代スイスポも速いクルマです。特にサーキット的な高速コースでは他のお買物車を寄せ付けません。

125psのエンジンはパワフルで高回転まで気持ち良く回ります。しっかりした造りのボディは剛性感たっぷりで,サスもしっかり仕事をしてくれます。


ただ新型と比べてもちょっと重い目のボディは「軽快さ」という意味では若干中途半端で,リアのどっしりした安定感もジムカーナ向きではないという声がありました。また排気量が1500ccを超えているためこのクルマも新型スイスポ同様,S1500クラスに出ることはできません。

とても良いクルマですが,新型が出てしまった今となっては,現時点でこのクルマに乗っているという人以外,わざわざこのクルマを購入するメリットは薄いかなと思います。

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SUZUKI 初代スイフトスポーツ お勧め度:★

  • グレード:Sport
  • 車両価格:119.0万円(S1500車両◎)
  • 車両型式:HT81S
  • JAF登録番号:JS-052
  • JAF登録年:2003年(PN車両×)
  • 排気量:1490cc(S1500車両◎)
  • 車両重量:930kg
  • エンジン出力:115ps/14.6kgm (PWR:8.09)
  • 最大車高:1525mm


現行スイスポ,先代スイスポと比べるとこの初代のスイスポはまた別の種類の「尖った」クルマです。デミオよりも50kgも軽く初代のヴィッツよりもさらに30kg軽い930kgという軽量ボディに,パンチのあるエンジンとつながりの良いミッションを積んでおり,1500ccのクルマの中では頭一つ抜けたスペックを持ちます。

さすがに2世代前のクルマですからPNクラスに出ることはできませんが,排気量は1500cc以下ですしJAF登録もきちんとされているためN車両ベースのS1500クラスでも問題なく走ることができます。


しかしながら,そろそろ初年度登録から7年以上経過するタマが増えており,「7年ルール」を採用するS1500クラスには出られなくなってきてます。良いクルマですが活躍できる場が限られてきているのが残念です。

ハンドリングは非常にクイックですが,元々軽自動車(ワゴンR)用のシャシーを使っているため,運転していると若干腰高感があるのは否めません。また駆動系がやや弱く,特にドライブシャフトがよく壊れることでも有名なクルマです。このあたりで意外にコストがかかるのが弱点かもしれません。

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MITSUBISHI コルト お勧め度:★★

※画像はMITSHBISHIのサイトから拝借しました
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  • グレード:1.5C
  • 車両価格:128.0万円(S1500車両◎)
  • 車両型式:Z23A
  • JAF登録番号:JM-168
  • JAF登録年:2006年(PN車両◎)
  • 排気量:1499cc(S1500車両◎)
  • 車両重量:990kg
  • エンジン出力:105ps/14.4kgm (PWR:9.43)
  • 最大車高:1550mm


あまり街を走っているところは見かけませんが,この「コルト」は隠れた名車と言っていいクルマです。

カタログスペック上,エンジンパワーは若干低い目の数字になっていますが,その分トルクは分厚く,競技で使用する分には全く問題ありません。ボディは意外に重心が低く,運転してみると見た目ほどの腰高感はありません。車体重量も1000kgを切ってますし,ギアのつながりも非常に良く,ジムカーナでもミニサーキットでもかなりの戦闘力を持ちます。RALLIARTなどからラリー用パーツが流通しているため,競技用パーツの入手にも困りません。


ただこのクルマの最大の難点は,マニュアルミッション車が既に販売終了していて新車では手に入らないということです。元々あまり数が売れていないクルマゆえ,中古でMT車を探すのは至難の業です。そういった意味でお勧め度は★2つにさせていただきました。

しかしながらこのクルマの競技車両の中古は時々流通してますので,こういった競技車両が手に入るならば絶対の「買い」だと思います。JAF登録が2006年ですのでPN1クラスにも出られますしS1500クラスにももちろん出られます。

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今回のまとめ

  • デミオ(DE5FS):軽量でかつバランスの取れた低重心のシャシーが生み出す素直なクルマの動きは乗っていて楽しく万人向け。FFのロードースター。ただしギアのつながりはイマイチなのと,一部グレードはサイドターンがやや苦手。
  • フィット(GE8):とにかくHONDAエンジンを積んだベストセラーお買物車。重量バランスが良く意外に腰高感はなく細かいコーナリングも苦にしない。ただフロントタイヤのサイズが細いのと,やはり車重は少し気になる。
  • 先代フィット(GD3):現行フィットと同様,バランスのとれた良いクルマ。2012年になってJAF登録されたためPNクラスに出場可。ただ旧いクルマゆえS1500クラスには出られない場合あり。
  • ヴィッツ(NCP131):高度にバランスの取れた良いクルマ。目立った欠点のない優等生だが80点主義で飛びぬけた点がないのがちょっと残念。ただ初心者にも乗りやすくお勧め度は高い。
  • 先代ヴィッツ(NCP91):現行ヴィッツと同様,バランスのとれた良いクルマ。ただJAF登録時期の関係でPNクラスには出られないのが残念。
  • 初代ヴィッツ(NCP13):現行ヴィッツ,先代ヴィッツとはキャラクターの違う「尖った」クルマ。コースによって無敵の戦闘力を誇るが,古いクルマであるためPNクラスには出られず,JAF登録がされていないためS1500クラスでも出られないことがある。
  • スイフトスポーツ(ZC32S):全ての面でお買物車とは一線を画したコンパクトスポーツ。排気量が1600ccだからS1500クラスには出られないが,PN1クラスでは今後主力車種になる可能性大。
  • 先代スイフトスポーツ(ZC31S):現行スイスポと同様,排気量100cc分のアドバンテージは大きいが,現行スイスポの出来が良過ぎるため,わざわざこのクルマを選ぶ意味は薄れてしまった。
  • 初代スイフトスポーツ(HT81S):現行スイスポ,先代スイスポとはまた別の方向性の「尖った」スポーツ車。非常に軽い車重とクイックなハンドリングを持ち戦闘力は高いが,古いクルマであるためPNクラスには出られない。
  • コルト(Z23A):隠れた名車。動力性能,運動性能共に高くバランスが良い。S1500にもPN1クラスにも出場可。ただしMT車が新車で買えないのが苦しいところ。



Updated on Mar 24, 2012.

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