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久々のウィザード練習会


12月2日の日曜日,名阪スポーツランドDコースにて,おとーさんが代表を勤めるモータースポーツクラブ「ティーム・ウィザード・オブ・スラローム」のジムカーナ練習会が開かれました。昨年の2月,あの大雪の舞洲での練習会から1年半以上ぶりの,久々のクラブ練習会です。

当日朝は厳しい冷え込みが予想され,天気予報ではマイナス4℃などという噂もありましたが,実際にはマイナス1〜2℃でカンベンしてもらえたようです。それでもコース脇の水溜りはパリンパリンに凍っており,お昼近くになるまで氷は融けないままでした。




もう今週末には岡山国際で初サーキットトライアルを走る予定ですので,デミ助は当然サーキット仕様のままです。フロントのパッドはストリート/サーキット兼用タイプ,リアシューはレース用のもの。リアのスプリングも8kgに上げてあり,まあサイドターンはやりにくいだろうなという感じ。しかも普段から本番用のタイヤを履いたままですので,このタイヤをそのまま岡国で使う予定。あんまり山を減らしたくはない。

しかし10月に地区戦最終戦を走って以来,全くスポーツ走行をしてませんので,サーキット仕様であろうがなかろうが,クルマの動きを思い出すためにはここで走っておくべき。せっかくの機会ですし,クラブ代表だからといってスタート旗振ってるだけじゃなく,自分自身もエントリーしましょう...ということで今回は自分自身もガッツリ走ってしまいました。時期的に今はメンテに入っているクルマが多いことや,他のメジャーな練習会と日程がかぶってしまったためエントリー台数が少なかったのですが,その分,文字通り「走り放題」でした。


コースは今回,おとーさん自身の作成。

ウチのクラブの母体は,みなさんご存知のように,黄色いインテグラで全日本N2クラスを席巻していたhirobot師匠がここ名阪Dコースで開いていたプライベート練習会の常連メンバー達。

この練習会は,サイドターンなど小手先のテクニックを磨くのではなく,スラロームや島回りなど基礎的な練習を繰り返す中で,初心者は初心者なりに,中級者は中級者なりに,そしてhirobot師匠ご自身も「一緒に一皮むけよう」という趣旨になっていました。

不惑インテ号を手に入れ約10年ぶりにジムカーナに復帰することになったおとーさんがhirobot師匠門下に入ったのも,この練習会に参加して感動したことがキッカケでした(→当時のdiary)。


あれからもう8年経ちました。

今回のコースは,そのようなウチのクラブの原点に立ち返って,特定コースへの習熟やテクニックの追及よりも,クルマを運転することの楽しさ,クルマやタイヤや路面と対話することの妙味を思い出そう,その中でみんなそれぞれ来年への方向性をつかんだり,クルマの基本的なセッティングを考えてもらったりしよう,というテーマで作りました。

ただ,実際にはサイドの練習をしたいというクラブ員もいるので,コースの一部にオプションを作って,サイドを練習したい人はここでやりなさい,という個所を設けました。全体にはGの切り返しを伴う高速スラロームと大きく回りこむ左右の定常円をメインにところどころサイドを引くようなコースで,まさに自画自賛ですが(笑),クルマとの対話を楽しめる結構楽しいコースになったと思います。


※当日のコース図


実際にデミ助で走り出すと,サーキット仕様であっても案外普通にジムカーナを走れることが判明。

初期制動が甘いはずのレース用リアシューでも,しっかりサイドを引けばちゃんとリアはロックする。やはりSPORTのブレーキに換装したことで制動力自体がかなり上がってるのかな。

リアのスプリングレートもかなり上がってるんですが,それほどピーキーになったという感じもない。2速で回り込む定常円ではリアがズルズル流れてくれてとっても気持ちイイ! 試しにリアショックの段数をさらにいくつか下げてみたら,別にダンピングが足らないってこともなくさらに気持ちイイ!

サーキット仕様でこんなに気持ちよく走れるのは,おそらくこの名阪Dコースの低グリップ路面のおかげなんでしょう。このままでサーキットに行くと高速コーナーでオーバーになってしまうのではないかと一瞬危惧しましたが,路面が大きく変わってグリップが上がるのでまあ何とかなるでしょう。

ということで,減らしちゃいけないはずのタイヤをぐいぐい減らしながら,コース作成者自身が喜んで走り回ってしまいました(←バカ)。


お昼休みには事務局のももさんが差し入れてくれた「お米」をジャンケン大会で争奪。

ウチのクラブ員はジャンケンが弱いことで有名なんですが,それもあって今回はジャンケンに一番勝った人と一番負けた人にお米が授与される設定に。そして結果は当然ながら一番勝ったのはクラブ員ではない参加者さんで,一番負けたのはクラブ員でした。ジャンケン1回ごとの勝ち負けを見ても,明らかにクラブ員は弱い。ということで,統計学的にもウチのクラブ員が有意にジャンケンに弱いということが立証されてしまいましたとさ(笑)。



※やはりジャンケンに一番弱かったのはウチのクラブ員(笑)


午後からは同じコースでタイム測定も行いました。寒い中を事務局のももさんが一人でストップウォッチ握ってがんばってくれました。お疲れ様です!

クリスマス前の忙しい日曜日だというのに野宿師匠も朝から駆けつけて下さり,クラブ員や参加者の方にみっちり稽古をつけて下さいました。こういうシーズンオフの鍛錬が,来年のシーズン中のそこかしこに効いてくると思います。師匠,ありがとうございました。



※パイロンを倒したら自分で起こします...お疲れ様〜


...ということでとっても楽しくクルマを振り回して,路面やタイヤとの対話を楽しむ練習会になりました。自分にとっても,あちこち仕様の変わったデミ助を振り回して,クルマの基本的な動きを確認することができました。

さあ,今週末は岡山国際で初サーキットトライアル。

HKSのサーキットアタックカウンター装着とか,助手席エアバッグ外しとか,オイル交換とか,最後のもろもろの整備を済ませ,いよいよデミ助は新しい世界に踏み込みます。

さあ,PROJECT不惑の第2幕が始まります。
不惑おとーさんとデミ助の新しい挑戦に乞うご期待!



※最後にみんなでパチリ!



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