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最終決戦の場は


梅雨があっさり明けましたね。

おとーさんがいつも通勤時に歩いて通る,駐車場から職場までの間にある児童公園でも,木立から降ってくるセミの声がやかましくなってきました。

しかしこの公園のセミ時雨を聞きながら通勤するのも今夏が最後です。もう7回聞いたのかな? いや,8回目? この辺りで夏に鳴くセミのほとんどを占めるクマゼミは,だいたい地中で7年過ごすと言われてるので,おとーさんがこの地に赴任した頃に生まれた幼虫がぼちぼち地上に出てきて鳴いてることになるのかな。そう思うとシャンシャンやかましいセミ時雨にもちょっと風情を感じます。キミ達も7年間お疲れさん。しばしゆっくり羽を伸ばして外の空気を楽しんでちょ。


さあ,8月いっぱいで今の職場を退職し10月から地元で独立開業するおとーさん,秋になればモータースポーツ活動は休止です。走れるのはあと1戦を残すのみとなりました。

まあ,1年だけお休みして2012年シーズンには戻ってこようと思ってるので,別にこれが「引退」というわけではないんですが,インテグラからデミオに乗り換えて3年間突っ走ってきた集大成の1戦であることには違いありません。


そしてこんなおとーさんの気持ちに合わせてくれるかのように,ちょうど8月にイオックスアローザで開かれる全日本にて再びS1500クラスが併設されることになりました。イオックスの全日本はスキー場の広い駐車場で行なわれるフルパイロンジムカーナの頂点です。

サイドターンが超・下手くそのわりに,おとーさん,これまでフルパイロンの大会ではあんまり負けてないんですよ。近畿では唯一コテコテのフルパイロンである姫路セントラルでのミドル戦には,2回出場して2回とも優勝(1回はN2,1回はS1500クラス)。デミ助のデビュー戦だった奥伊吹スキー場のG6は,中部の猛者と戦って首位にごく僅差の3位。舞洲のパイロン練習会にも,あまり苦手意識はありません。

もちろん今度という今度は絶対に優勝なんて無理ですが,それでも中部や関東のトップドライバーの集団に混じってもう一度自分の力を試してみたい...当初はそう考えて出場を検討してました。


しかし。

全日本に出るとなると7月末の地区戦第6戦はまたパスすることになります。嫁様を拝み倒してやっと参加許可が出たのは残り1戦だけです。どちらかにしか出られません。

近畿のジムカーナS1500クラスを振り返ってみると,ミドル戦は結構にぎわっているものの今年から始まった地区戦は常に3〜5台のエントリーしかなく,せっかく5台エントリーしていても何故か1台だけ呪われたように事故や急病などで欠席が出て4台になる。

そのため,3台で成立するJMRCチャンピオンシリーズとしては何とか成立しているものの,5台で成立する「JAF近畿地区戦」としては開幕戦の1回しか成立していないという寂しい状況。

新しいエントラントの噂も聞かず,ミドル戦やG6と日程が近すぎてミドル戦士のエントリーも期待できず...7月末の第6戦もおとーさんが抜ければまた確実に成立の危機を迎えます。


やっぱ地区戦出るべきだよな...でも全日本出たいしなあ...地区戦は超苦手な名阪Eコースだし,まるまる1年全く走ってないなあ...いや,そんな自分の都合より近畿のジムカーナの明日を考えろよ...いや個人がそこまで考えるべきなのか...うーん,どうしたもんだ...(´-ω-`)


悩みに悩みました。

しかしよーく考えてみると,おとーさんにはもう1回地区戦で走らないといけない理由がありました。

というのは,前回地区戦で勝ったとは言っても,昨年からずっと良き戦友でありまた最大最強のライバルであるライムスポーツM君に勝ったわけではない。やはり勝つなら彼に勝たないと,何だか大事な宿題をやり残したまま卒業式を迎えるようなカンジじゃん。

これですよ,これ。

それに,最後はやっぱりこれまでずっと一緒に走ってきた仲間と楽しく走りたい。


...ということで。

おとーさんの最終決戦の場は地区戦,名阪スポーツランドEコースと決まりました。

いや,マジで去年のミドル戦から1年以上全く走ってないわけですが(汗)。
ライバルたちはみな練習会でちゃんと走り込んでるのに...



ま,いいか。

ブッツケ本番はいつものこと。おとーさんはいつもこれで戦ってきた。

直前練習とかコソ練とか,そんなのなし。タイヤも履きっぱ。当日ふら〜っとやってきて,それでいきなりバシ〜ン!と走って勝つ。それが中年オヤジの目指す美学。

それに今度は最終戦。卒業式。

肩の力を抜いて楽しく行くぞ〜 ( ̄ー ̄)


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