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50000Hit感謝!


トップページのアクセスカウンターが50000Hitを超えました。

リロードしても回ってしまうような原始的なカウンターなので,正確な数字ではないかもしれませんが,50000回近くのアクセスがあった,とは考えてもいいでしょう。


...そもそも,あるくたびれた中年オヤジがある中古のスポーツカーに出会ったところからお話は始まりました。

若かりし頃の夢や希望なんてとうに失い,世知辛い世の風に吹かれ続けて心のひだも擦り切れてしまい,嫁さんや子供からは「加齢臭い」とか「クソオヤジ」とか言われ疎まれ,腹は出るしちょっと階段上がると息切れるし,うつ病に片足突っ込んでヘロヘロ状態な中間管理職。

こんな冴えない中年オヤジが出合ったクルマは中古のインテグラ・タイプR。
外観はちょっとくたびれてはいるけど,中身はショップでフルO/Hを受けたバリバリの競技車。

この素晴らしい相棒を得て,オヤジはかつての「走り屋」としての自分を思い出します。
そう,若かりし頃に情熱を傾けたモータースポーツの世界にもう一度挑戦するんだ!
かつて果たせなかった表彰台への夢を実現し,そしていつかはその頂点に上るんだ!

もちろん,40歳過ぎたメタボな中年オヤジが表彰台に上がるためには幾多の試練が待ち受けている。家族の白い目,仕事との両立,体力や健康の問題,そして何よりお小遣い族として金銭的な問題が...

しかしオヤジは挫けない。だてに年はとってない。
少しずつ障害をクリアし,一つ一つハードルを歩いて越えて行く。
そして少しずつタイムを削り取り,少しずつリザルトの順位が上がると同時に,いつの間にかうつ病なんてどこかへ吹っ飛んで,すっかり元気なオヤジになっちまったい(笑)。

そんなオヤジ再生の過程を"プロジェクト"としてドキュメンタリー風にご披露することで,似たような境遇にあるオヤジを勇気づけ,モータースポーツを通じてみんなで元気になり,強く正しく美しいオヤジの道をともに歩んで行こう。

そしていつかは自分自身がイベントを企画し,普段なかなか走れないオヤジ達のために家族公認で思いっきり走れる・楽しめる場を作りたい。

...こんな崇高な想いを胸に(笑)サイトを始めたのが4年前の9月でした。


もともともの書きに憧れていて,駄文を書いてはあちこち投稿してたような人間。古き善き「テキストサイト(既に死語?)」の精神にのっとり,今でも,サイトの見た目や画像,動画ではなくあくまで「言葉の力」だけでモノを言いたい,人を動かしたい,と思ってます。

したがって,フォントや行間・テキストレイアウトを自由にコントロールするため,テキスト以外の余計な情報を極力抑えるため,そしてとにかく文章を読みやすくするため,あえて流行のblogサービスは使わず,手動タグ打ちによる縦スクロール型の原始的なテキスト表示にこだわって,文庫本のページを1ページずつめくって行くような感覚を残しました。

目がチカチカするようなアニメGIFの広告やバナーも極力使わず,読む人が文字に集中できるようなシンプルなレイアウトを工夫しました。カラーデザインもモノトーン+オレンジ系に統一し,キーアイコンのパイロンの色に合わせました。

これまで何度かサイトデザインは大きく変更はしていますが,とにかくゴチャゴチャしないようにシンプルで「静かな」デザインを貫くことを意識し続けてきました。


そんなこんなで,「走り」の方はともかく,このサイトの方も結構がんばってきたつもりです。

というか,最近ではもう,このサイトと自分の走りは切り離せなくなってきました。
「書く」ために走る。「走る」ために書く。

おかげ様で,イベント会場で「サイト見てますよ〜」とお声をかけていただくことが増えました。
ありがたいことです m(_~_)m

不惑インテ号が事故って凹んでた時にはたくさんの人から励ましの言葉をいただきました。形見のパーツも,日本全国北から南まで本当にいろんな所へ送らせていただきました。あの時,このサイトがあったからこそみなさんに励ましてもらい,立ち上がる力をいただきました。

このサイトがあるからこそ今もまだ走っている,こう言えると思います。


「走り」をとりまく環境はますます厳しくなりつつあります。

ガソリン代の高騰,タイヤ代の高騰,CO2排出の問題,手ごろな価格の新車スポーツカーの壊滅,練習場所の相次ぐ閉鎖,ライセンス保有者・競技者人口の減少...どれをとっても深刻で,「趣味はモータースポーツです」と大きな声では言いにくい世の中になってきてます。

でも。

だからこそおとーさんは,このサイトで「走り」の楽しさや趣味を持つことの大事さを,世のオヤジ達に投げかけて行きたいのです。

仕事に疲れ果て,家族からは今一つ大事にされず,少ない小遣いをタバコ代とパチンコ代だけに費やしているかつての「走り屋」を,もう一度走りの世界に連れ戻してやりたいのです。

みんな,もう一度走ろう!


この50000Hitが10万Hitや20万Hitになる頃。
そのころには日本のジムカーナはどうなっているでしょうか。
ハイブリッドカーのクラスが賑わってたり,「水素エンジン係数」なんてモンが出来てたりするんでしょうか。

でもたとえ草モータースポーツがどんな環境になっていたとしても,ガソリンがどんなにトンデモない値段になってたとしても,それでもおとーさんは走り続けます。


どこまでも。

どこまでも。


これからもどうぞよろしくお付き合い下さいませ。


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