home > diary menu > 2006年 > 10月28日

白い素肌


シーズンオフに入ったばかりのある休日。


休みの日としては珍しくおとーさん1人で半日ほどお留守番をすることになったので,朝からガレージに下り,1シーズンを戦い抜いて汚れ傷ついた...というか単に洗車をサボって汚れに汚れた不惑インテ号のボディをしっかり磨いてやることにしました。


軽く水洗いをした後,コンパウンドで磨いてワックスをかけます。
パイロンや路肩の草木にかすってできた小傷,ボディ全体に薄くモヤのようにかかった黒ずみが,消しゴムで消えて行くかのようにキレイになり,本来の真っ白なお肌が現れてきます。


それにしても,えらい汚れてたんやなぁ... f(^-^;)


しっかり走り込めば必ずボディは汚れますし小傷もできます。クルマは人に見せるモノや飾るモノではなく走るモノ,洗車してるヒマあったら走り込め...と涼介さまがおっしゃったわけではありませんが(笑),ま,おとーさん,あんまりマメに洗車する方でないのは確か。


これまでサボって分,汗をたっぷりかきながら,フロントバンパーからリアのスポイラーまでピカピカに磨き上げてやります。


一通り作業が済んだところで,ガレージの床に座り込んで缶コーヒー片手に,全身スッピンで真っ白ピカピカになった相棒をしげしげ眺めます。う〜ん,可愛いよオマエ...もう,いとおしくてなめ回してやりたいようなフェチでキッチュな愛情がわいてくる(笑)。
「洗車族」の気持ちも分からないでもないですな。


しかし何故かおとーさん,不惑インテ号を見ていると,というかこのDC2インテグラ・タイプRというクルマを見ていると,「女性」に見えてくる。おとーさんだけでしょうかねえ?


いや,これまで乗り継いできたクルマはだいたいみんな「男性」という印象を受けてたんですよ。SW(MR2)なんか,繊細ながらもすんごいトラクションで「漢」ってカンジでしたし,初代インテグラも軽くって線が細いながらも「男の子」っていうカンジでした。


でも,このDC2インテは何故か「オンナ」なんですよねえ。
何か,見た目は優美でお嬢っぽいのに,いったんエンジンかけてスロットル踏み込むと手に負えないジャジャ馬ぶりを発揮する女の子。一見どこにでもいそうな普通っぽい出で立ちなのに,峠や名阪に連れてってコーナーの1つ2つも攻めさせるとバッチリはまるイイ女。外見はおっとりした文化系だけど中身はバリバリの体育会系の娘っつーか(笑)。



どことなく女性的でしょ?でしょ?


もともとクルマってフランス語ではvoitureっていう女性名詞,ドイツ語ではAutoで中性名詞なんで,意外とオトコな概念ではないらしい...って名詞の性とは関係ないですかそうですか。


ま,それはともかく。


キレイになった彼女に改めてどっぷり惚れ直したおとーさん。


オフシーズン突入ということで,ごくろーさまの意味も込めて,エアクリを普段用のノーマルに戻し,プラグの焼けをチェック,切れてたスモールの球も交換。シーズンオフとは言え,走り込むのはこれからの季節ですから(バカ),足回りのセッティングはそのままね。


白い素肌をナデナデしながら,来年こそこいつをしっかり乗りこなして表彰台に上がるべく,このオフの間もむっちり練習するぞと心に誓ったわけです。


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