home > diary menu > 2006年 > 7月1日

修行の日々


今日から7月。夏に向けて梅雨空もラストスパートへ。

当然ながら気温の方もジリジリと暑くなってまいりました。

エアコンなし競技車にお乗りの方にとっては辛い季節の始まりです。ねぇ,師匠?


フツーじゃ,夏場にエアコンのついてない車に乗るなんて「あり得な〜い!」話だと思いますが,競技の世界ではエアコンなんてナンパなものはついてないのが当り前。クルマはちょっとでも軽い方がいいってことで,数100グラム単位で車重を削って軽量化していく世界ですから,20kg近くもあるエアコンなんて論外。硬派なドライバー達はみんな汗をだらだらかきながら蒸し風呂のようなクルマに乗ってるわけですよ。


しかーし。


普段あんまり乗らない「競技専用車」ならいざ知らず,毎日毎日通勤で乗るマイカーでもって競技に出てる人はどうするの。


それでもエアコン外すのか...
若干の重量ハンデは腕でカバーするのか...


エアコンなしの競技車に実際乗ってる人に聞くとみな,エアコン外すのは最後の手段,二度と戻れない三途の川,渡った先はこの世の地獄,悪いことは言わんから絶対に止めとけ,と言われます。そ,そんな怖い世界なんや...((((゜Д゜;))))


いや,実際,おとーさんも今すぐにエアコン外す気はありません。
おとーさんの中では,ジムカーナっていう競技は本来,普通に普段使ってる自分の愛車で出られるはずの競技っていう気持ちがありますので,不惑インテ号をエアコンなしのスペシャル硬派カーにしてしまうのには抵抗を感じます。だから,もしミドル戦をそれなりの成績で卒業して本格的に地区戦を戦うようなことになったら,その時に考えよう...って思ってました。


でも,ミドル戦の速い方達のクルマを見てると,結構エアコン外してはります。
後ろの席もとっぱらって2名乗車にして,キチンとロールゲージも入ってます。
2名乗車化に伴って,助手席も軽量バケットに換えてあります。
うおおおー,競技車!ていう,みるからに硬派な雰囲気が漂ってます。

対する不惑インテ号は...

エアコン,すげーよく効きます。夏でも涼しい〜 ヽ(´ー`)ノ
助手席は純正レカロのまま。シート倒して車内泊できますよん。
後部座席はもちろん純正のまま。ロールゲージなんて入ってないし,日曜日には子供2人乗せて市民プールへGO!
カーステもちゃんとついてるし,スピーカーは前オーナーが結構いい社外品を残してくれてます。

...要するに,競技車とは言え,かなり普通のクルマです。特殊なのは乗り心地だけ(笑)。


さて,おとーさん程度の腕前のドライバーが,こういうナンパな競技車で公式戦に出て,おとーさんよりもっともっと速い人が硬派な競技車に乗ってるのに勝てるのでしょうか...?


いや,今のままの不惑号でも,例えば師匠に乗ってもらってミドル戦と同じコースを走ってもらえば,多分ミドル戦の1位の人を7秒ぐらい軽くちぎって見せてくれるでしょう(え?7秒は無理っすか?じゃ,5秒で (=゚ω゚)ノ)。


成績が伸びないのは腕前のせいであって,クルマのせいじゃない。エアコン外してコンマ数秒タイムを上げたって,コーナー1つで,パイロン1つで,それぐらいの差はすぐに吐き出しちゃう。クルマの小細工に時間やお金をかけるぐらいなら,とにかく走り込むべし。エアコン外す前にやるべきことはいーっぱいある...


...それはよーく分かってます。


自分が遅いのをクルマのせいにするのはチョー格好悪いしね。


でもね...


コンマ1秒以下の差で表彰台を逃したり入賞を逃したりっていうのが続くと,どうしても,「エアコン外したらどうなるんだろうなあ...」って考えちゃうんですよ。ええ,情けないヤツです,格好悪いヤツです (;´д⊂)


でも,実際に思い切ってエアコン外す根性も気合も,今のところナシ!


ということで,実はおとーさん,昨年の秋から,とりあえずエアコンを使わないでどのくらい耐えられるものかやってみることにしました。まあ燃費が良くなってエコ・ドライブにもつながる,ちゅうことで,別に悪いことじゃないっしょ?


で,この「エアコン断ち」は現在も継続中。
自分一人で乗ってる時は,もう半年以上ほとんどエアコン使っておりません。まあ冬場は窓が曇る以外は楽勝,少なくともこの春までは,「案外,エアコンなくっても困らないかも」っていう感じだったんですが,季節は春過ぎて6月,7月となり...


さすがにだんだん辛くなってきました ( ̄ー ̄;) ←汗かいてる

1日1本,汗拭き用のタオルが欠かせません。

通勤,というより「修行」です(笑)。
何かそういうのあったよね。密教系の。護摩行とかいうやつ,アレ(笑)。

それでも,通勤時は炎天下のお昼間ではなく朝晩ですから,風さえあれば,外気温の高さにはまだ耐えられます。問題はクルマそのものから発生する熱。いくらナンパ仕様競技車とは言えフロアは鉄板むき出しですから,よーするにガンガン床暖房やってるようなもの。足元から熱気がもわぁ〜と立ち上ってきます f(^-^;) 特に渋滞時には,窓を全開にしてても,ファンをガンガン回してても,クルマの中はサウナ状態。トホホホ...


夏はこれからが本番。


おとーさんの修行はどこまで続くのでしょうか...



PS:
今回,師匠のサイト(VTEC-FREAK.NET)と思いっきりネタがかぶってしまいました f(^-^;)
師匠は車内にこもる熱気の排出にとんでもないモノを使っておられます(笑)。


前のDiaryへ前のDiary | PAGE TOPへPAGE TOP | 次のDiaryへ次のDiary