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葛藤三態

葛藤:互いに拮抗・相反する気持ちに縛られ身動きがとれなくなっている様を言う。蔦や藤のツルが絡まりあってがんじがらめになっている様子から来た言葉で,古くは禅問答の中で膠着した状態にもこの語があてられた。心理学的には接近-接近型葛藤(接近葛藤),接近-回避型葛藤(接近回避葛藤),回避-回避型葛藤(回避葛藤)の3種に分けられる。英語では"conflict"。


−辞書を引きますとだいたいこんなことが書いてあります。「葛藤」。

これをおとーさんの昨日からの心模様に当てはめてみますとですな...


さあ,明日20日の木曜日は有給とってるし,鈴鹿南のジムカ走行日だし,来週のミドル第2戦に向けてしっかり走り込んで来るぞぉ...

いや,待てよ...今度のミドル戦が行われる名阪SLのEコースって,確かコースの真ん中に広場があってパイロンが絡むコース設定が多いって聞いたなあ...結局昨年からパイロンの練習はほとんどしてないし,それじゃ鈴鹿よりむしろ雁が原に行ってしっかりパイロンの練習した方がいいかな? なんつっても安いし,雁が原は (はぁと) ...

うーん,でも高速料金考えたらかかるお金は似たようなモンだし,鈴鹿南はしっかりタイムが出るからいろいろと比較しやすいし安全だし...明日の天気予報見たら鈴鹿は午後から晴れるけど福井は1日雨みたいだしなあ...でもパイロンでがんがん走れる雁が原は超・美味しいしなぁ...


どっちにも非常に行きたいので結局なかなか決められません(笑)。もう悩む悩む。これが「接近-接近型葛藤」ね。


しかし。

よく考えてみると,実は,おとーさんの職場の机の上にはまだ書きかけの未完成書類がいっぱい山積み。中には赤字で「至急!」なんて物騒なハンコ押してある書類まである(笑)。しかも研修で4月いっぱいおとーさんの部署を回ってきている若い人達への講義も「忙しいから!」ってサボってばっかりでちっとも進んでない。

ま,まずいよね...f(^-^;)

しかも,この週末は全日本(全日本ジムカーナ選手権大会第3戦)が名阪SLで開かれる。もちろんおとーさんが出場するわけないけど,いつかは出場したいなあと思ってる夢の晴れ舞台。
我らがhirobot師匠はもちろん出てるし,なんと! N2クラスの昨年度チャンピオンのまつもとびんさんにもBBSで誘われちゃったもんねー,日曜日の本戦は家庭の事情で行けないけど,土曜日の公式練習会(前日予選みたいなモンね,実際には順位と関係ないけど)は何が何でも見に行きたい。


しかし,木曜日に山のような「至急」書類を無視ぶっこいて有給を敢行し,そしてまた土曜日にも「お昼から休むね〜,あ,お昼っても11時にはこっち出るし,後よろしく〜」ってやっちゃったら,いくら温厚なY美ちゃん(部下)でも怒るよ,絶対。アンタ社会人だろ。しかも管理職だろ。常識的に考えて,休めるのは木曜日か土曜日かどっちかだよ,ヴォケおやじ!


練習には行きたし,でも行っちゃうと仕事がとんでもないことになっちゃう...こんな風にプラスの事象とマイナスの事象が表裏一体になっていて進むに進めない。これが「接近回避葛藤」。


そして。

結局今回も泣く泣く仕事の方を選んだおとーさんですが...


...嫌々やってるので書類はなかなか進みません。書いても書いてもまだ残ってる。しかも,缶コーヒーでも買って来ようと,書類書きちょっとサボってフラフラしてたら
「あ,不惑さん来てたの〜?悪いけどこの仕事お願いね〜」
って余計に仕事が増える罠(号泣)。くっそぉ〜 ヽ(`Д´)ノ

あげくの果てにY美ちゃんまでもが,
「あ,不惑センセー来てられたんですか〜良かった〜じゃあこれお願いします ( '-^*)」
って仕事持ってくる始末。を〜い,ボクはキミの負担も考えて有給返上したんやんか!何だかキミこの頃だんだんウチの嫁さんに似てきてないか?


こんな風にしんどいことにとり囲まれてしまい,あっちに逃げるとこっちが立たず,こっちに逃げるとあっちが追いかけて来るという,逃げ場のない,四面楚歌で動けない状況を「回避葛藤」と呼ぶわけで。


あ,因みに,葛藤状況を処理するために人がとる行動や思考パターンを「防衛機制」と言いますが,こんな駄文を書いてばかりで余計に仕事が滞っていくことを「逃避」あるいは「ドツボ」と呼び,非効率的かつ病的な防衛機制の一つです(爆)。


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