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2005年 > 6月23日
雑誌再生計画
先日，何気なく本屋のクルマ雑誌のコーナーに立ち寄った時のこと。
ＯＰＴとかＣＢとかＲＥＶとか定番のクルマ雑誌に混じって見慣れない雑誌が1冊だけ残ってる。
何となく胸騒ぎがして，その雑誌の誌名をよく見ますと．．．
「ＳＰＥＥＤ ＭＩＮＤ」とな。
おとーさん，とっさにその残り1冊をひっつかんで，値段も中身も確認しないままレジに超ダッシュしました ヽ(´ー`)ノ
つっても，知らない人には狂気の沙汰でしょうが。
「スピードマインド」略して「スピマイ」。
5年ぐらい前までにモータースポーツを始めていた人なら誰もが絶対知っている雑誌。
2000年7月。出版社の倒産で唐突に廃刊になってしまった悲劇のモータースポーツ誌。
スピマイカップ，スピマイチャレンジ等様々な形でモータースポーツをバックアップしてくれた読者参加型雑誌。
おとーさんにとってもこの雑誌は大〜きな存在でした。
というのも。
12年前，SWでジュニア戦（今のミドル戦）を走っていた頃。
まだネットはほとんど発達しておらず，世はパソ通全盛の時代。行きつけのショップが遠方で，しょっちゅう顔を出すこともできない人間にとって，主な情報源は雑誌でした。今のように，レギュレーションでもクルマの改造でもネット上に様々な情報があっていつでもどこでも参照できるとか，パーツがネット通販ですぐ届くとか，離れた地域のドライバーがお互いの情報をあれこれリアルタイムにやりとりするなんて，ホント夢のような話でした。
「雑誌」 それはモータースポーツ人にとって今よりももっともっと重要な存在でした。
当時，実際にモータースポーツに参戦している人間にとって重要な雑誌は，JAFスポーツ以外に2誌ありました。
どちらかというとラリー・ダートラなど土系競技の記事が多いＰＤ。
そして，ジムカ・レースなど舗装系競技の記事が多いスピマイ。
おとーさんのようなジムカ屋さんは，スピマイを毎月買い，ＰＤは時々買う，ってなパターンが多かったんではないでしょうか。おとーさんなんか，競技活動にあたってこのスピマイが主な情報源でしたから，毎月必ず発売日に買って，1ヶ月の間，毎日なめるようにオカズにさせていただきました（ちが
そんなわけですから，結婚して競技を引退してから後も，さすがに毎月は買わないものの，本屋に立ち寄った際には必ず立ち読みローテの筆頭として目を通してましたし，気になる特集があるような号は小遣いはたいて買っておりました。
ところが2000年7月，社長が株を売り抜けて失踪したとか，社屋はすでに人手に渡っていたとか，いろいろな噂とともに出版元であるマインド出版さんが突然倒産。当然ながら主力雑誌であるスピマイも廃刊になってしまいました。
その後，編集部の方達が他の社に渡って硬派のレース雑誌を創刊するも数号で結局休刊。
モータースポーツ人口の減少，ネットの発達で新たな情報ソースができたことによる販売数減少など色々要因があったんでしょう。
結局本屋さんにはＰＤ誌のみが生き残り，おとーさんのような舗装系の競技人は，ジムカ関連記事の少なさや扱いの悪さに憤りを感じながらもやむなくＰＤ誌を買い，今は亡きスピマイを懐かしんでいたわけです。
そこに突然の新「SPEED MIND」発刊。
慌てて家に帰り，袋から出すのももどかしく，誌面を開いてなめるように目を通します。
もちろん出版社は違うし，編集者も違うでしょう（ひょっとして当時のメンバーも入ってるのかな？）。
でも，何気に昔の雰囲気を残した出来上がりで。
う，うれしい．．． (；´д⊂)
まだ中身は手探り状態みたいだし，隔月刊だし，必ずしも旧スピマイと同じような雑誌になるかどうかは分からないけど，パッと見た感じ，昔のスピマイのマジメな雰囲気がプンプン。
○ンコの皮むき広告やどう見たって競技と関係ないドレスアップ系の広告は載ってないしね（笑）。
おとーさんのような人間が多いのか，17日発売の創刊号はもう全然本屋で見かけません。
次号は8月17日発売とか。
おとーさん，またレジに走りますぜ。負けません。ええ負けませんとも。
みなさんも一緒にレジに走りましょうね。5年ぶりに再生したこの雑誌を何とかＰＤに負けない雑誌にしていくためにも。
※後記：実は結局この新・スピマイも数回の刊行だけで廃刊になってしまいました。残念です。
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雑誌再生計画
先日，何気なく本屋のクルマ雑誌のコーナーに立ち寄った時のこと。
ＯＰＴとかＣＢとかＲＥＶとか定番のクルマ雑誌に混じって見慣れない雑誌が1冊だけ残ってる。
何となく胸騒ぎがして，その雑誌の誌名をよく見ますと．．．
「ＳＰＥＥＤ ＭＩＮＤ」とな。
おとーさん，とっさにその残り1冊をひっつかんで，値段も中身も確認しないままレジに超ダッシュしました ヽ(´ー`)ノ
つっても，知らない人には狂気の沙汰でしょうが。
「スピードマインド」略して「スピマイ」。
5年ぐらい前までにモータースポーツを始めていた人なら誰もが絶対知っている雑誌。
2000年7月。出版社の倒産で唐突に廃刊になってしまった悲劇のモータースポーツ誌。
スピマイカップ，スピマイチャレンジ等様々な形でモータースポーツをバックアップしてくれた読者参加型雑誌。
おとーさんにとってもこの雑誌は大〜きな存在でした。
というのも。
12年前，SWでジュニア戦（今のミドル戦）を走っていた頃。
まだネットはほとんど発達しておらず，世はパソ通全盛の時代。行きつけのショップが遠方で，しょっちゅう顔を出すこともできない人間にとって，主な情報源は雑誌でした。今のように，レギュレーションでもクルマの改造でもネット上に様々な情報があっていつでもどこでも参照できるとか，パーツがネット通販ですぐ届くとか，離れた地域のドライバーがお互いの情報をあれこれリアルタイムにやりとりするなんて，ホント夢のような話でした。
「雑誌」 それはモータースポーツ人にとって今よりももっともっと重要な存在でした。
当時，実際にモータースポーツに参戦している人間にとって重要な雑誌は，JAFスポーツ以外に2誌ありました。
どちらかというとラリー・ダートラなど土系競技の記事が多いＰＤ。
そして，ジムカ・レースなど舗装系競技の記事が多いスピマイ。
おとーさんのようなジムカ屋さんは，スピマイを毎月買い，ＰＤは時々買う，ってなパターンが多かったんではないでしょうか。おとーさんなんか，競技活動にあたってこのスピマイが主な情報源でしたから，毎月必ず発売日に買って，1ヶ月の間，毎日なめるようにオカズにさせていただきました（ちが
そんなわけですから，結婚して競技を引退してから後も，さすがに毎月は買わないものの，本屋に立ち寄った際には必ず立ち読みローテの筆頭として目を通してましたし，気になる特集があるような号は小遣いはたいて買っておりました。
ところが2000年7月，社長が株を売り抜けて失踪したとか，社屋はすでに人手に渡っていたとか，いろいろな噂とともに出版元であるマインド出版さんが突然倒産。当然ながら主力雑誌であるスピマイも廃刊になってしまいました。
その後，編集部の方達が他の社に渡って硬派のレース雑誌を創刊するも数号で結局休刊。
モータースポーツ人口の減少，ネットの発達で新たな情報ソースができたことによる販売数減少など色々要因があったんでしょう。
結局本屋さんにはＰＤ誌のみが生き残り，おとーさんのような舗装系の競技人は，ジムカ関連記事の少なさや扱いの悪さに憤りを感じながらもやむなくＰＤ誌を買い，今は亡きスピマイを懐かしんでいたわけです。
そこに突然の新「SPEED MIND」発刊。
慌てて家に帰り，袋から出すのももどかしく，誌面を開いてなめるように目を通します。
もちろん出版社は違うし，編集者も違うでしょう（ひょっとして当時のメンバーも入ってるのかな？）。
でも，何気に昔の雰囲気を残した出来上がりで。
う，うれしい．．． (；´д⊂)
まだ中身は手探り状態みたいだし，隔月刊だし，必ずしも旧スピマイと同じような雑誌になるかどうかは分からないけど，パッと見た感じ，昔のスピマイのマジメな雰囲気がプンプン。
○ンコの皮むき広告やどう見たって競技と関係ないドレスアップ系の広告は載ってないしね（笑）。
おとーさんのような人間が多いのか，17日発売の創刊号はもう全然本屋で見かけません。
次号は8月17日発売とか。
おとーさん，またレジに走りますぜ。負けません。ええ負けませんとも。
みなさんも一緒にレジに走りましょうね。5年ぶりに再生したこの雑誌を何とかＰＤに負けない雑誌にしていくためにも。
※後記：実は結局この新・スピマイも数回の刊行だけで廃刊になってしまいました。残念です。
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