home > diary menu > 2004年 > 12月29日

バカの足は大きかった


みなさんご存知のバカ3原則。

  1. バカはジャンケンに強い
  2. バカはカゼをひかない
  3. バカの大足

おとーさん,結構ジャンケンは強いです。さすがに最初の1発目はコントロールできないことが多いですが2番勝負,3番勝負となるとバカの本領を発揮します。

コツは虚心坦懐。いろいろ考えるとかえって勝てまへん。よって「バカはジャンケンに強い」というのはあながちウソではないような気が。


2番目の「バカはカゼをひかない」ですが,こいつはどうも...少なくともおとーさんはよくカゼをひきます。ひと冬に少なくとも3-4回は寝込んでますね(自慢するな)。

よく知られる学説に「ストレス学説」というのがあって,ストレスを受けると身体の抵抗力が下がって病気になりやすくなる,免疫力が下がってカゼをひきやすくなるというのがあります。これから考えると,バカは日常生活の中で受けるストレスが少ないので抵抗力が強靱,カゼもひきにくいということになりますが...バカでもストレスは受けているのか,バカとストレス耐性とは関係ないのか...


で,3番目の「バカの大足」ですが。


おとーさんの足は,サイズ自体は大したことないですが...異常に幅広。異常に甲高。いわゆる日本人的な足型の極端なやつですな。特につま先部分の幅が広いようで,普通の靴では指先部分が窮屈なことが多く,足に合う靴を探すのはなかなか大変です。やはりバカには違いないようで(笑)


普段の愛用はいわゆるオッサン用のウォーキングシューズで,靴のつま先部分が幅広くできてるやつ。これだと足の指が締め付けられることなく快適に過ごすことができます。甲の部分も靴ヒモを緩くしておけばいいわけで,普段はこれでOK。子供と遊びに行く時でも,嫁さんの買い物について行く時でも,いつでもどこでもこの靴を履いてることが多いですな。


ところが,クルマの運転において「靴」というのは非常に重要なわけで,運転する時だけ普段と別の靴を履いてるなんて人も多いと思いますし,アホな底高の靴でクルマを運転して事故を起こすケースも一時ちょくちょく見られましたな。

「運転操作」というのは手でハンドル回したりシフトしたりする以外はペダルを足で操作するわけで,スロットルもブレーキも足で踏むわけですから,走る・停まるという最も基本的な動きは手じゃなくて足の操作にかかってるわけ。だから「走り」の世界においては靴の重要性は言うまでもないことで,「レーシングシューズ」というのが高い値段で売ってるのも,それなりの意味があるわけです。


それなのにおとーさん,通勤で運転する時も前述のオッサン靴で運転してることがほとんど。

というのもこの靴,底が比較的フラットで結構運転しやすいんですな。しかも靴底の幅が広いので,ヒール&トゥが非常にやりやすい。だから,仕事帰りにちょっと峠を 攻めに 流しに行く時でもこのオッサン靴のまま。まあ,こんな靴で峠を走ってるヤツもちょっと珍しかろうと思うが(笑)。


いや,レーシングシューズ,持ってないわけではないんですよ。
10年前の,真っ赤なレーシングシューズ,ちゃんと今でも持ってます。


でもこのレーシングシューズは失敗作


いや,製品そのものは問題ないんだけど。

実はこれ,通販でサイズだけ指定して買ったので,足型に全然合わないというありがちな悲劇(涙)。特に前述のようにつま先部分が窮屈で,しばらく履いてるとすげぇ痛くなってくる。ジーンと痺れたようになってきて,最後には足指がこむら返りを起こして激痛。運転中にこんなんなると,何とか走れることは走れますが,もう攻めることはできませぬ。


決して安い買い物じゃなかったし,もったいないので,靴の中に突っ張り棒みたいなの入れてサイズ拡張しようとしたり,つま先部分に外から小さい穴を開けて皮革を広げようとしたり,グリスを塗りたくって外皮を柔らかくしようとしたり,まあいろいろやってみましたが...ダメ。結局,本番走行の直前に履いて,走り終わったら速攻で脱ぐ,という使い方しかできまへんでした。でもこれじゃ,普段のペダル操作の感覚と本番のそれとが大きく違ってきて,かえって操作しにくかったり。


で,結局お気に入りのオッサン靴で走ってることが多かったわけ。


でも,さすがにこれで競技に出るわけにも行かないし。
やっぱり攻め込んだ時は靴底がペダルにひっかかる感じの時があるし。
靴底が厚いのでペダルまで遠〜い感じするし。
当然ながら微妙な操作はできないし。
靴底のカカト部分が異様に減るし。


というわけで,一念発起しておニューのレーシングシューズを買うことにしました。
ホント,バカは苦労します(笑)。普通の足をしてりゃ,普通の靴でOKなものを。


いくらバカでもさすがに前回で懲りてますので,今度はいろいろなお店で試着して慎重に候補製品を絞ります。とにかく最重要なのはつま先部分のクリアランス。もちろん,全体のサイズも合ってないといけないし,値段もあんまり高いのはボツだけど。


ということでかなりウロウロしたあげく,結構定番のスパルコのシューズを買いました。


外皮がスエードなのでつま先部分がキツクない!
カカトの部分もおとーさんのバカ足にピッタリ!
FIA公認!(笑)
そして何と言っても,見た目がカコイイ!( ̄ー ̄)


ちと予算オーバーでしたが,さんざん試着したあげくの判断ですので自分なりに満足行くモノを買えたと思います。


ところが,この靴で運転してみると...

これまでのオッサン靴に比べて,ヒール&トゥがすっごいやりにくくなりました _│ ̄│○ ガックリ

靴の底が小さくなったのと厚さが薄くなったのとで,ペダルの踏み具合がだいぶ変わってしまったんですな。

もともとインテグラ・タイプRというクルマは,ブレーキペダルに比べてスロットルペダルがかなり奥の方に位置していて,ヒール&トゥがやりにくいクルマらしい。これまではオッサン靴の幅広靴底でもってインチキしてたけど,これが本来の操作性だったということ。確かにブレーキを底まで踏み込んでいればヒール&トゥできないことはないけど,街中でそんなにフルブレーキングもしないし。


...仕方ないので,スロットルペダルの高さを調整できるペダルカバーを買いに行くことになりましたとさ。バカはどこまでも苦労します (;´д⊂)


・・・・・・


ということで,バカな話をしてるうちに,競技復帰に向けて第一歩を踏み出した記念すべき年が暮れていこうとしています。

来年はいよいよ本番。気合ばかり入ってますが,実際にどんな結果を出せるのか。
みなさん,乞うご期待です。


最後になりましたが,バカなおとーさんを応援・サポートして下さったみなさんに...

お世話になりました。来年もよろしくです。
どうかみなさんも良い新年を迎えて下さい。

m(_~_)m


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